次の更新に向けて研修ポイントが必要なこともあり、2年ぶりにFRJ2016(ファンドレイジング日本2016)に参加してきました。
ファンドレイジング日本には、全国各地で活躍しているファンドレイザーやボランティア・コーディネーター、その他社会貢献教育などに携わる方々が講師となって、80くらいのセッションが展開されました。
ファンドレイズというのは端的には資金調達ということになりますが、資金調達には寄付にしても助成金等を獲得するにしても、プロジェクトや組織への共感が不可欠となります。
その共感を得るためには、組織の理念や目標、そこに至る計画などが重要となり、その役割を果たす組織の構成も重要となります。
ですので、ファンドレイズというのは単に助成金獲得や寄付金獲得だけを考えるのではなく、より根本的な部分から組織にコミットしておくことが必要です。
社会貢献教育
今回は「社会貢献教育オープンシンポジウム2016」が同時開催されていました。
全プログラムには参加できませんでしたが、中学校、高校での社会貢献教育の状況について報告がありました。
要約すると、学校の外へ生徒たちが出て行くことで多くの刺激を得るとともに、地域の実情、課題、打破しようとする大人たちとのふれあいを通じて成長する、という話でした。
そこからボランティアや寄付といった社会貢献というものに関心を持ち、積極的に社会課題と向き合う姿勢を醸成するということでした。
こうした社会貢献教育は、島根県でも取り入れられたら将来を担う人材の育成につながると思います。
隠岐島前高校の島留学はある意味でその一例となるのかもしれません。
社会のお金の流れを変える取組
日本ファンドレイジング協会の鵜尾さんをはじめ、ソフィアバンクの藤沢久美さん、病児保育などで有名なフローレンスの駒崎弘樹さん、京都で活躍されていた深尾昌峰さん、Japan Platformの大西健丞さんによる、これからのお金の流れのあり方についての議論も、興味深いものでした。今年度、チームのいち員として取り組んだ、地方中山間地域におけるお金の流れの現状と、ちょっと変えるだけで生まれる大きな可能性、といった知見とつながる点があるなと思いながら聞きました。
中国チャプター
さらに、主に山口県で活躍されている認定ファンドレイザーの方を中心として、中国地方での認定・准認定ファンドレイザー等による、いわば支部組織である中国チャプターの立ち上げも進んでいるようで、それも嬉しく聞きました。島根県だと現在は3人くらいが資格を得ていますが、中国チャプターが立ち上がればより色んな方と学び合える機会が増えるので、楽しみです。
今回得た成果・情報を仕事に反映
今回久しぶりに参加して、新たな出会い、最新の動向などを得ることができました。こうした情報を日々の仕事に活かしていくことが今年の自分の課題です。思ったこと、企画したことを少しでもいいから具体的に、現実的に動かしていくことをしないとな、と強く思いました。
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