2016年2月14日日曜日

ホンモノの地方創生シンポジウム

年度末が近づき、バタバタし始めてるから少し下火になってる感もありますが、「地方創生」に関するシンポジウムに参加してきました。

島根大学山陰研究センター主催の「ホンモノの地方創生」です。
話を聞くまでは、「ホンモノ」と名付けたところに、ものすご~く疑いの目を持ってました。

主に経済学分野の研究者4名による報告とパネルディスカッションでした。

  • 地方創生とは「まちづくり」や「地域再生」という論ではなく、国のあり方、国と地方とのあり方、行政と民間とのあり方を変革することを意味している。
  • 主体形成が重要であるが、志の高い人材育成は「学校」という場だけでは育てることはできない。地域に飛び出てのリアルなコミュニケーションと体験が必要。
  • 地域内での経済循環、地域再投資を増やしていかないといけないが、その枠組みはどんどん厳しくなる。TPPも影響してくる見込み。ローカルコンテンツについてはもっと意識が必要。
  • 経済的成長は今後見込めない(成熟経済・成熟社会である)。QOLや幸福度といった観点が必要である。
といったことが比較的共通していた点でしょうか。

幸福度やQOLみたいな話については、もう少し背後を探るとソーシャル・キャピタルに関する研究、分析もより重要性を増すような気がしました。
補助金への依存心脱却も重要です。本当に。

また、いま別口のチームで取り組んでいる地域経済循環関係の調査研究も、今日の話の流れと合致しているように思います。

もっとも、「地方創生」という言葉が意味するもの(国のシステム変革を目指す)は、おそらく大多数の人にとっては意外なもの、という印象を持つのではないでしょうか。

まちづくりという意味ではないからこそ「地域再生」という表現ではない、ということに得心が行く思いがしました。

たまにこうして鳥の目線に戻らないと、目の前の事柄に追われて見失う所がありますね。

2016年2月4日木曜日

2016年2月

今年もすでに2月になりました。

なんとなくバタバタしながら、時間が過ぎていってしまう感じがして、効率よく動けてないなと感じてます。
先日の寒波では、山間部に借りている家の蛇口が破損してしまったので、今日ようやく付け替え完了しました。


いろいろとおもしろい展開も見えていて、温泉津では新しい提案を検討したり、やきもの館の運営についても改善を試みてます。

大朝でもいくつかおもしろい話をしていて、そういう話をしている時間が楽しいですね。

さらに大田市では、3月5日に「大田エネルギーパーク」というイベントが開催予定でその企画にも少し時間を割いています。

年度末に向けてがんばりまーす。