2014年3月27日木曜日

キツツキのマンション


去年の夏。石見銀山周辺にて。

木に開いている穴はキツツキが開けた穴だそうです。

2014年3月18日火曜日

1分で伝える「世界遺産のある町・大森町の雰囲気」

昨日、石見銀山のある大森町に行く用事があり、少しだけ時間もあったのでビデオを撮りながら歩きました。

ごくごく一部ではありますが、少しでも大森町の雰囲気が伝わればと思います。


世界遺産・石見銀山で梅が満開を迎えました


シゴトの都合で石見銀山周辺に行ってきました。
そしたら梅が満開を迎えていて、とてもキレイでした。

2014年3月16日日曜日

年間5,000人を迎える谷笑楽校の現在


年度末も押し迫った3月15日。
島根県飯南町にある谷笑楽校を視察してきました。

谷笑楽校。
昭和3年に現校舎が建築されて以来、平成17年に閉校するまで1,500人以上の卒業生を輩出してきた伝統ある学校です(谷小学校自体は明治8年に開校)。
閉校した後の校舎利用を地域の交流拠点施設としてリスタートをきったのが平成22年。現在は年間で4,000~5,000人の視察等の訪問者を受け入れている施設となっています。

築約90年の木造校舎を利用した交流拠点に人が集まる仕組みとその背景、そしてもともとの地域の支え合いの仕組みについて伺ってきました。


地域支え合いのはじまり


谷笑楽校の運営は谷自治振興会が担っています。自治振興会が担っている地域の支え合い活動には大きく2つあります。
  1. スノーレンジャー
  2. 輸送活動

1.スノーレンジャー


谷地区は標高約270mに位置し、冬は積雪も多い地域です。雪が積もれば当然雪かきなどが必要になりますが、高齢化する地域ではお年寄り独居世帯も多く、重労働である雪かきは大きな課題です。
そこで、地域の有志17名が自ら寄付した上で、県の助成金を活用して除雪機2台を購入し、スノーレンジャー(ボランティアによる除雪隊)を結成しました。
*しまねいきいきファンド助成事業

除雪作業は、燃料代に当てるために1時間1,500円で実施しているそうで、特に高齢女性等からは感謝されることが多いようです。

2.輸送活動

輸送活動とは、近隣に買い物施設や病院などがあまりない地域である上、高齢化し自動車運転等も控えたいお年寄りの移動支援を目的とした活動です。
もともとは、公共交通も脆弱であり、幹線道路である国道54号までの接続が必要だという認識からスタートしたとのこと。
島根県は、無償運送なら輸送活動を認めるという仕組みを示しており、谷自治振興会の取り組みはこの枠組みに乗っかった仕組みとなっています。
島根県の枠組み:利用者負担は燃料費以内とし、その他経費は自治会費の中から負担することで無償輸送扱いとする

要するに、この輸送活動の利用者負担は200円で、それはすべて燃料費として処理されており、運転手の人件費は出てこないというものです。

課題認識としては、本来公共交通として移動支援を担うべき所を自治会/自治振興会が担っており、それでよいのかという点は持たれているようですし、行政にも働きかけはしていると仰っていました。
谷小学校の歴史が書き込まれている



「支え合い」を支える財政基盤


とまあ、地域の支え合いいわゆる地域福祉に関わる活動というものは「稼ぐ」部分じゃないですね。
かなりの部分をボランティア意識で維持されているなという印象です。

質疑では、財政基盤について伺いました。
主な財源としては、
  • 竹下総理時代に配布されたふるさと創生資金の一部活用
  • 町のコミュニティ助成金、
  • 谷笑楽校の指定管理
  • 視察料
  • 会費
などだということでした。

興味深いのは、ふるさと創生資金の活用です。
これは、つい先日大田市仁摩町で開催された講演会で聞いた小布施町でも出てきていました。
(そういえば、これについて書いてなかったなぁ)
小布施でも、ふるさと創生資金を使った結果、今のまちづくりの活動につながっているという話があり、全国に1億円をバラまいたとされるあの施策も、使い方次第であるという当然のことが事例として聞けたのは大きいです。

こうした自主財源に加えて、適宜助成金を獲得して資金調達を図っているとのことでした。


「攻め」の活動展開|交流事業


出て行くばかりの支え合いを継続するためにも、また新たにUIターン促進を図るためにも、「攻め」の事業も必要となります。
そこで、谷笑楽校として整備された拠点を活用して、 加工品開発販売や弁当づくり、サロンづくり、谷笑楽校同窓会の組織化などに取り組んでいます。

加工品開発販売

 

写真は、地域で比較的栽培されているユズを使った商品2種。
ゆずポン酢と、ユズのジュレ。

ポン酢は昼食でいただいたお弁当に使って試食しましたが、ユズの風味が濃い印象でした。

ジュレは、非常に透き通っていて見た目にも爽やかな香りとを味を想像できたので、とりあえず1個買ってみました。その後に急きょ試食できる形が整ったので、いただいたらビックリ。
想像していた味をいい意味で裏切ってくる、想像以上の爽やかさ。爽やかなんだけど甘みもしっかりしていて美味しかったです。勢いで2個め買いました。

このような地域資源を使った商品の場合、よくも悪くも容器やラベルデザインにあまり力を入れないのですが、こちらは容器にもラベルにも気を遣っているのがわかります。

特に容器はゆずポン酢のビンがいいですね。当初使っていたビンもありましたが、そちらはカドのない丸い形。だけど、こちらの新型のビンはカドを少し丸めただけでビンで、少しオシャレな雰囲気と高級まではいかないけど、上質な原料を使っていることをイメージさせるものだと感じました。

ユズのジュレはジュレの透明感を活かすためか、透明な部分が多いビンを採用されていて、ラベルも真ん中ではなく少しずらして貼っているんです。
この辺の商品に対する気遣いなんかは素晴らしいと思います。

ラベルは地域おこし協力隊として地域に住んでいる方がデザインのプロなので、さすがにいい感じのラベルになっていました。



お弁当「谷笑弁当」


昼食は、ジュレなども作っている地元の加工グループである「ゆず舟亭」の方が作られた弁当をいただきました。
これ、中身がおもしろくて、ユズを使った爽やかな炊き込みご飯があったり(左下のオレンジ色のご飯)、旬のふきのとうのテンプラ(下中)や、おそらくコゴミ、ゼンマイなど山菜(右下)もいろんな種類がありました。

まあ、こうしたお弁当はたいてい美味しいですよね。地元のお母さんたちが作っているので、だいたいハズレはないです。
こうした食を美味しいと感じられることが大事な感覚な気もします。

コンビニ弁当やハンバーガーなどがマズイとは思わないし、むしろ無性に食べたくなる時もありますが、やはり谷笑弁当のような食、地域で取れた山菜、野菜、米を使った食は美味しいです。
もしかしたら、この弁当の地元自給率は90%超かもしれないですね。


まとめ


決して潤沢とはいえない予算の中で、谷笑楽校の運営をしたり加工品開発販売を行ったり、視察受け入れを行ったり、スノーレンジャーや輸送活動など守りの活動を展開したりと多様な活動を展開されていることがよくわかりました。

普段から、谷笑楽校の前をよく通るので気にはなっていましたが、今回視察として訪問出来て良かったです。

会長の澤田さんの言葉も印象的で、苦労しながらもこの地に暮らすことを楽しもう、楽しめる地域にしようという思いが伝わりました。

あと、やはりデザインの力は大事だと思いました。
もちろん、良いものであることが大前提ではありますが、良いものを良いものとして認知してもらうためには、本質を磨きだすデザインは大事です。

谷自治振興会

2014年3月14日金曜日

山口での昼食

山口県で食べた昼食。

場所は、楠こもれびの郷に隣接する、古民家を改装したと思われるレストラン倉。

なかなかおしゃれでした。


これは季節の野菜とホタテに、いちごソースを添えたもの。


こちらは牛肉。
量もそこそこあり、大変美味しかったです。

楠こもれびの郷には、温泉施設や直売所のほかもう一軒飲食店があったり、パン屋さんが隣接していたり多様な施設が複合的に集約されていました。

平日にもかかわらず駐車場はかなり混み合っており、人気があるようでした。

倉の料理は写真を見てもらえばわかるように、「女子力」高めのオシャレな料理でした。
ちなみに、これにスープとごはん(またはパン)がついて1000円なので、満足度はけっこう高いです。

またシゴトが落ち着いたら行ってみたくなるお店でした。

2014年3月13日木曜日

ドリーネ(カルスト地形)



今日は山口県に行ってきました。

そこではドリーネと呼ばれる地形を使った畑を見たり、関係する方たちから話を聞いたりしました。
何よりインパクトが大きかったのは、冒頭の写真にあるドリーネです。

写真では見ていたのですが、写真では伝わらない魅力がそこにはありました。

ドリーネを大事に思う地元の方の気持ちがわかった気がしました。





現場は秋吉台周辺ですが、 こちらには本当に久しぶりに訪れたので嬉しかったです。
また近いうちに来たいと思います。

2014年3月12日水曜日

中山間地域に移住してきた若者たち

先日、地方の中山間地域に移住されて来た方に対してインタビューをさせていただきました。

その中で印象的な言葉がいくつも聞くことができました。

集落の中に入って暮らすということ、農業を学び農業を中心に食べていくということ、入る前の不安と今の暮らしの楽しさなどです。


また、別の方には地域の若者の出会いの場づくりのために、婚活イベントを企画・実施されている、その裏側の苦労や工夫についてお聞きしました。

聞くまでは婚活イベントそのものにはそれほど意味を見いだせない部分もありましたが、話を聞くとなるほどそういうことを考えてやっていたのか、そんな工夫を毎回しているのか、と驚きの発見でした。

昨今、価値観の変化などもあり、地方や田舎暮らしを希望する若者が増えていると思います。
その中には田舎の暮らしに合わず去っていく人が一定数いるわけですが、必ずしもコミュニケーションが得意ではなさそうな人でも、きちんと接することで受け入れられるケースがあることも見えてきました。

田舎は閉鎖的だ。

というのは簡単ですが、あまりにも安易に地方のいち側面を切り取っただけの乱暴な結論です。

県民性といった言葉があるように、同じ町の中でも集落によって雰囲気はずいぶんと異なるものです。
その異なる雰囲気にいくつも出会い、自分とフィーリングが合う集落に住めると暮らしやすいのかもしれません。

たまたま合わなかっただけでも「田舎は閉鎖的」とネガティブキャンペーンするより、自分にあう地域を見つけることが建設的なことだと思います。

冒頭で書いたインタビューについては、現在とある媒体として編集中で、今月中にはまとめる予定なので、またいずれ紹介できればと思います。

2014年3月11日火曜日

自分なりの3年前のあの日

日が変わって3月11日。


あれから3年


今日で東日本大震災発災から3年が経過します。

西日本に暮らしていると、なかなか東日本、東北地方の今を知る機会がないのですが、幸いにもこちらにいる知人に東北の人がいたりして、被災者としての気持ちなどを聞くことがたまにあります。

そうしたやり取りの中で感じることは、「冷静に」「客観的に」語るということが、彼の地の人たちを深く傷つけている面があるのだということです。

だから、また近いうちに東北を再訪したいと思います。


はじめての東北訪問


前回、はじめて東北を訪れたのは2012年の初夏だったと記憶しています。
行き先は「あまちゃん」で有名になる前夜の岩手県久慈市。途中では盛岡や宮古に立ち寄ったりもしました。

三陸鉄道北リアス線にも乗車し、途中では景色のいいところで止まってくれたり、瓦礫の山が目に飛び込んできたりしました。
田野畑駅では、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のカムパネルラという表示があったように記憶しています。また、駅に入ってきた電車がそれはきれいなピンクのサクラをあしらったデザインで、「あぁ、このようにして復興に向けて動いているんだな。気持ちから明るくしようとしているんだな」と感じました。

直接の被災者ではないけど、自分もあの震災を機に人生を見つめ直した一人です。
会社を辞めて独立することを確固たるものにしたこともつながっています。

そんな、あの日、あの時。自分がどこで何をしていたのか。
明確に覚えているし、今後も忘れることはないと思います。


3年前の“あの日”ワタシは・・・


3年前の今日。
自分がいた場所は、隠岐の島町(島根県)。
シゴトの関係で出張して1泊し、帰る日でした。

シゴトの内容は明確ではないけど、時期的なことを考えるとおそらく、当時役場内で検討されていた、地域担当職員制度の検討に関すること、もしくは隠岐ジオパークについて。

3月11日。帰りのフェリーの出航時間がだいたい3時15分で、乗船開始時間がだいたい2時45分くらい(30分前くらい)。
そうですね。ちょうど発災した瞬間におそらく乗船していたのだと思います。

14:45頃 フェリー乗船手続き開始(西郷港)
14:46  東日本大震災 発災
15:15頃 フェリー出港(西郷港から七類港に向けて)
18:00頃 フェリー接岸(七類港)

乗船後はだいたい2等客室でゴロンと横になるのがいつものパターンで、ふと船内据え付けのテレビに目をやると、テレビの右下に東日本の地図が線で描画され、赤や黄で津波警報が出ていたのを目にしました。
この時は、これほどの大きな地震だとは夢にも思わず、出張の疲れから眠りました。

夕方、七類港(島根県松江市)に近づき目が覚めると、テレビではまだ、というよりも、一層の緊迫感を持って放映していたように思います。
この時の感覚もまだピンときてないけど、「あれ?なんか変だな。もしかしてけっこう大きな地震だったのかな?」という感じでした。

七類港から自宅までは自動車でしたので、ラジオを聞いてたはずですがこの辺からあまり覚えていません。

覚えているのは、あの日隠岐の島町に出張に行っていたこと。


ジオパークとしての自負と自分の限界


その後、ジオパークに関わっていたので、隠岐ジオパークの主要な人たちには隠岐ジオパークとして何かすべきではないのかという漠然とした提案をしました。
東北では磐梯山ジオパークや三陸ジオパークが動き始めていたように記憶していますが、そうしたジオパークとしての横のつながりを示すべきだという思いと、他人事ではない現実だと感じたこと、地球の動きを学び、防災もジオパークの一つの役割だと認識していたことから、漠然としたとはいえ動きを出せないかと打診しました。
寄付でもいい、物資を送るのでもいい。何かできないか?
結果として、企画力不足で当時は何もできなかったことを覚えています。力不足でした。

いま、中国地方でワタシが聞き及んでいるジオパークに関する動きは、島根県では島根大学が「くにびきジオパーク」といったような枠組みで動いていると聞いています。
そこにはもしかしたら大田市石見銀山も入っているのかもしれません。特に島根大学を中心に「ジオサイト100選」を選定されているので、そうした動きは活発かもしれません。

山口県では秋吉台周辺でそのような動きが出始めていると聞いていますが詳細は不明です。

ただ、いずれにしてもジオパークを単なる観光振興、地域振興のためと捉えるのではなく、やはり地球のダイナミズムを知る、防災につなげる、という教育的側面をきちんと認識して、各ジオパークの取り組みの中に位置づけることが大事だと思います。
またそれが、3.11を忘れないことにもつながるのだと思います。


東北再訪を願って


震災翌年にはじめて訪れた東北は、食べるものがどれも美味しかった。
冷麺もいただきました。短角牛の焼き肉もひとりで食べに行きました。鮎も魚介類も、 どれも美味しかった。
泊まった宿はご主人がちょっと愛想悪いかなと思ってたけど、単にシャイな人だったような気もします。また泊まってみたい。

数年のウチには、もう一度東北を訪れてみたい。

まだ大勢の方が仮設住宅で暮らしていると聞きます。まだ大勢の方がご遺体も戻らず気持ちに踏ん切りをつけることができないと思います。

自分ができることといえば、東北を知ろうとすること、行ってみることと、一緒に楽しむことくらいで、この地から彼の地について評論を加えることではないなと思います。

2014年3月9日日曜日

冬の景色


昨年の12月下旬、ふとキレイな景色だなと思ったので撮影。

2014年3月8日土曜日

まちエネ大学(山陰スクール) 終了



昨年冬から始まった「まちエネ大学」が今日最終回を迎えました。

第2回からグループにわかれて検討を重ねてきた、新エネ/再エネに関する事業プランを発表するというものでした。

ワタシが参加したグループはオフグリッドをテーマにしたプランを発表しました。






写真は各グループのリーダーと発表者たち。

正直、運営はちょっとグダっていると感じましたが、内容的には知らなかった取り組みを知ることができたり、地元で動いている人たちがいることを知り、つながりが持てた点は良かったです。
それも、けっこう価値観が共有できる動き方なので、なおよし。

どんな具体的なアクションにつなげられるか、楽しみです。

2014年3月7日金曜日

おおだのみちくさ日和×ソーシャル・キャピタル

先日書いた佐田町でのプラン発表会と同じ日、発表会開始時間から30分ほど遡ると、島根大学医学部キャンパスにて、とある報告に立ち会ってきました。


一応、2,3分だけワタシの方からも報告しましたが、カバン持ちみたいなものです。

報告した内容は、ソーシャル・キャピタルについて。
なんとざっくりした表現でしょうか。

もう少しだけ書くと、大田市と美郷町で今年度開催したまち歩きイベント「おおだまるごと みちくさ日和」の効果について、ソーシャル・キャピタルという視点から自分なりに整理したものを報告しました。
と言っても特にデータを取っているわけではないので、プログラムに参加いただいた方のコメントを紹介したり、企画者として参加した方たちの手応えや反応などを簡単に整理し、それがソーシャル・キャピタルや定住意識とどのような関連がありそうか、という話をしました(してもらいました)。


<以下、ちょっとわかりにくい話が続きます>


ここ数年、ブータン王国のGNH(国民総幸福量)に注目が集まったり、その源泉となるといわれているソーシャル・キャピタルに注目が改めて集まったりしています。
ソーシャル・キャピタルが高ければいいんだ!という単純な話がされることもあったりします。

ワタシ個人的には、ソーシャル・キャピタルというものはありそうなんだけど、そう単純な話じゃないだろうと思っています。

ソーシャル・キャピタルが高ければ地域の活気もあり、みんなが元気で幸せでひいてはそこに暮らし続けることにつながっていく、という単純な直線的な関係ではないのだろうと。

ソーシャル・キャピタルというのは、「信頼」「互酬性の規範」「ネットワーク」などが主な指標として考えられています。

ソーシャル・キャピタルと定住意識とは何らかのつながりはありそうだけど、その間に別の要因があるんじゃないかと考えて、それについて報告しました。

医学部でそんな社会科学の話をするもんで、あまり手応えとかないんですが、コメントでは「さすが医学部!」と感じたものがありました。
それは、ワタシたちのような外部人材が地域に関わり、コミュニケーションを取りながら提案したり一緒に考えたりすることが刺激となり、地域そのものが変容していく様を、刺激を受けてどんな細胞にもなると発表されたばかりのSTAP細胞のようなイメージで捉えました、というコメントがありました。

はー、なるほどなぁ。そういう捉え方があるのか。と感心しながら、でも地域をひとつの生き物と捉える考え方はまああるよね、と。

正直、「研究」というのは苦手意識がありますが、普段そうした場面からは距離があるので、たまにこうした機会をいただくとそれはそれでいい刺激になりますね。
普段しない思考、データ整理などを試みたりするので新たな発見はあります。

なので、今年の学会報告、少しだけ前向きに考えています。が、時間がない・・・。

2014年3月6日木曜日

ドコモ「CSVでファンドレイジングを後押しします」

ドコモ、“ファンドレイジング”を活用したNPO支援を開始

ドコモが新しいことを始めるようです。

クラウドファンディングの雄、ジャスト・ギビング・ジャパンと連携したファンドレイジング(資金調達)を後押しするサービスを提供するようです。

ドコモは、NPO等が「JustGiving」を利用して個人ユーザーからの寄附を集められるように、プロモーション支援、ドコモ社員による活動のサポー ト、情報配信等をするためのタブレット貸与、ならびに活動運営等に必要な活動準備金(50万円/団体)の寄附を行うとのこと。

要するに、次のようなことをドコモとして取り組むということです。
  • NPO等のプロモーション支援
  • ドコモ社員によるNPO等の活動サポート
  • 情報発信に使用するタブレットの貸与
  • 活動資金として1団体あたり50万円までの寄付

企業がいろんな形でNPO等とタイアップを図ることは歓迎したいですね。

2014年3月5日水曜日

LAMYの赤買った



LAMYの万年筆が気に入ったので、Amazonで赤い本体と赤のインクを購入しました。

紙に書いた時に、どんな色合いなのか、書き味なのか今から楽しみです。

(以上は注文直後に書いた文章です)

写真だとそれなりに「赤」って感じがしますが、実際にはもう少し紫が入った感じの色合いです。

この色、気に入りました。
万年筆の赤ってなかなか買うきっかけがないし、色合いもわからないので先延ばしにしていましたが、これは買ってよかったです。


出雲市佐田町でコミュニティビジネスのプラン発表


久しぶりになりますが、最近は暖かくなってきました。
日中は春の陽気といった表現がぴったりな日も珍しくない、そんな感じです。

さて、3月です。年度末ですね。バタバタし始めています。
実は1月からこっちけっこうバタついています。

書くネタはあるけど、書く時間がないんです。

とはいえ、自分のシゴトを宣伝するためのメディアでもあるので書かないとなーと思うので久しぶりに何とか書いてみます。

今回紹介するのは、2月に出雲市佐田町で開催されたコミュニティビジネスのプラン発表会の様子です。
冒頭の写真は発表会に先立ち、佐田町出身の子を含む出雲商業高校のブラスバンド部からサックス担当の女の子4人によるアンサンブルが披露されている場面です。

この発表会は、今年度夏頃から動き始めたプロジェクトで、佐田町内住民、団体等が地域や自団体の資源を改めて認識し、小さな規模でいいからコミュニティビジネス的な動きが出せないか、ということを一緒になって考えてきた成果を発表するものでした。


全部で9つくらいのプランが会場の約100名を前に発表されました。
実現度、完成度、今後の継続度などいろんな視点でバラつきもありますが、どれも面白く関わってみたいと思うプランばかりでした。

実は佐田町には以前、空き家を見に行ったことがあり条件が合えば住んでみたいと思っていた地域でしたので、今回こうして関われたことは嬉しい事でした。

このコミュニティビジネスプランの種が生まれた今、課題はこの種をどうやって実際の行動に芽生えさせ、コミュニティビジネスとして育てていくかということです。

コミュニティビジネスの種を見つけるまで、ではなくそこから育てる場面においても丁寧なサポートが必要だと思います。
事務局レベルでは提案してきていますが、今回出てきたプランの種に対して何らかの後押しする制度が必要です。それは財源的な手当なのか、人的なサポート手当なのかはわかりません。
ただ、「いい案が出てきましたね。あとは各団体さんでしっかりと現実のものにしていっていただくことを期待します」なんてことで終わらせることのないように、行政としても後押しを考えてもらえるといいなと思います。