2015年6月10日水曜日

地方版総合戦略に思うこと

地方版総合戦略の策定は、各市町村・各県においては今年度の目玉となる事業だと思います。

すでに策定し終わっているところがあれば、現在策定中のところもあります。策定中のところは、動いていることが伝わってくるところと、本当に策定に向けて動いているの?と感じるところとがありますね。

今回の総合戦略はPDCAの徹底、KPI の設定等が謳われていますが、どこまでそれが発揮できるか、それに基づく評価と反映ができるのかは現状では不透明だなと思います。

おそらく、より良い総合戦略を策定した市町村とおざなりな戦略を策定した市町村とでは、次年度以降大きな差が生じていくことになるとは思うので、やらないよりはやった方がいいんですが、それでもこの総合戦略がどこまで効果を発揮させられるのか、わからないですね。

なんとなく、小泉政権時に導入された「地域再生計画」と似ているところを感じます。
あの頃に策定された「地域再生計画」がまったく無駄だったとは思いませんが、今もその計画に基づいて地域づくりを進めている自治体が果たしてどれだけあるのか。

今回の地方版総合戦略は、10年後に振り返った時に、きちんと続けてやってきたよね、と言える、自治体においても継続性が求められるし、住民も参加したりチェックしたりと関わっていく必要がありますね。
首長が変わったら戦略も変わります、では継続性が担保されないですよね。

その部分をどう担保できるんだろう。

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