2015年6月13日土曜日

地方創成の時期 個人事業主の生き方

個人事業主として起業?して丸3年を迎え、4年目に突入した今、個人事業主となることについて現段階での気付きなどをまとめておきたいと思います。

個人事業主になったメリット/デメリットはいくつかあります。


メリット

  •  自己責任・判断

最大のメリットは、仕事を受ける、断るという判断を自分が自分の責任のもと下せる、ということでしょうか。
基本的には仕事を振っていただくことは嬉しいことなので、よほど詰まっていない限りはできるだけ受ける姿勢ではいます。
ただ、中にはどうしても合わないと感じる仕事の依頼もなくはないので、明確にお断りした案件が一つだけありました。
その案件をお断りした理由は、仕事の進め方に疑問が生じ、それが独立しようと思った要因の一つでもあったので、です。

  •  自由

次のメリットは、何より自由であること。もちろん、仕事をしないと稼げないのですが、上に書いたような判断を自分で下せるということもある意味自由であると言えます。
それに、土日から予定が埋まることも少なくはありませんが、それでもこの日は絶対休む、と決めたら基本的に平日休日問わず休みます。
べつに遊ぶために働いているわけではないけど、仕事と息抜きのバランスは絶対必要なので休むと決めたら休みます。

  • 所得水準

3つ目はメリット、ではないですがとりあえず安心した点として、独立前と比べても所得はそんなに変化しなかったし、3年目の昨年は独立前より増えたと思います。
とは言え、それがずっと続く保障もないので、毎年気苦労は絶えませんが。


デメリット

  •  会計処理・確定申告の事務

デメリットと言うと、ちょっと大げさになりますが、会計・確定申告の発生です。
ものすごい手間です。誰かに頼みたいけど経費かけてまで頼むほどでもない、という難しいところです。

  • インプットの不足

個人的に目下最大の課題は、独立して以後、インプットする時間があまり取れないという状況にあることです。
関心のある事柄の最新の動向を抑える、理解するための時間がどうしても取りづらい状況です。
というのも、仕事に伴い発生するほとんどすべてのことを一人で抱えるので、まず時間がとりづらいことがあります。そして、なかなか取れない自由時間がより貴重なものになるわけですが、それが息抜きの必要性からそちらに割り振ることも多いのでさらに減り、仕事ではないけど仲間内での活動なんかもするのでさらに減り、ということをしていると、インプットできないんですね。

ここから何とか時間作るなら、インプットを自分の息抜きと感じられるように楽しみながら勉強するくらいしか現状なんともなんないかなーと感じてます。


地方で働くということ


今、地方創成でいろいろと動き始めています。
定住促進、田園回帰、雇用確保等々。
いつも気になるのは、雇用の面なんですね。働く場の確保、っていうのはわかるんだけど、仕事選ばなければ地方にも仕事はあるわけです。
ただ、それが現代の若者に魅力ある仕事ではない、ということが問題であるんだろうと。
だから、工場などの誘致というのは個人的にはあまり積極的に勧める方針じゃないですね。もちろん、若者の中にはそういうところで淡々と、時間が決められた中で働きたいというニーズが有るのもわかります。

でも雇用を生み出すために、っていうので誘致に予算突っ込むのは果たしてどうなんだろう。
効果はあがると思うけど、そのやり方だと「この街で暮らしたい」という人はどれくらい増えるのか?むしろ「仕事があるから、たまたまここに住んでます」という人が大勢を占めることになるのではないか。
いろんな考え方の人がいる方が健全だから、「この街が好きです!」という人ばかりでも、それはそれで若干気味が悪い気もしますが、仕事があるからたまたま住んでるだけの、愛着もへったくれもない人がマジョリティになること(可能性を高める施策) は、今ひとつピンときません。

逆に、デメリットもあるけど、「この街で何かしたい」「この街に暮らしながら何かしたい」という人が住みやすくなるようなことが必要なのではないかと思います。
安易に勧めることもできないけど、個人事業主として独立しやすくする、とかね。

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