2014年1月23日木曜日

空き家管理を所有者の義務とする動き

空き家条例 各地で検討(YOMIURI ONLINE)

地方、とくに人口減と高齢化の進行が早い中山間地域では空き家対策は重要性を増しています。
そんな中、空き家の管理について罰則規定を設けた条例化は国をはじめとして進みつつあります。

リンク先の記事を見て意外だったのは、 江津市がまだ「検討中」だという部分です。

数年前に江津市で開催された全国空き家活用シンポジウムみたいなものに参加した時に、江津市の担当者はたしか罰則規定を設けた条例化を検討していたはずなので、てっきりすでに制定されているものだと思い込んでいました。


空き家所有者に、適切な管理をしない場合には罰則もじさないという条例に対しては賛否両論あると思いますが、実際に空き家が放置される側の中山間地域にとっては深刻な問題となります。
割れ窓理論(Wikipedia)で指摘されているように治安悪化の一歩目となるおそれがありますし、リンク先にも記述されているように家屋倒壊の危険性もあります。
危険だからと言って個人資産の空き家を勝手に処分できないのが現状です。

なので、条例化によって所有者にきちんと管理してもらうよう促すことが第一で、次に管理しない場合には罰則や勝手な処分をすることを謳うのですね。

お盆や彼岸等年に2,3回使うだけで後は放置という状況にするくらいなら、貸し出して固定資産税分くらいを回収するという方がよほどメリットがあるのではないかと思います。

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