尾道市中心部の尾道中央商店街振興組合(藤井央(ひろし)代表理事、82組合員)が今月末、広島地裁尾道支部に自己破産を申請することが17日、関係者へ の取材で分かった。商店街のシンボルであるコミュニティー施設「絵のまち館」と、併設の立体駐車場を建設した際の借入金の返済が困難になったため。
こういう「自己破産」てあるんですね。
記事によると負債総額は約3億4470万円。
20年前の事業で、最初の5年は返済据え置きとして、残りの15年で借入金4億3380万円を完済予定だったみたいですが、商店街会員で合意形成ができていなかったのか、組合員の大幅減を招いての返済不可となったようです。
が、この20年間で返済できたのは約8900万円ということなので、おそらく当初の事業計画が甘かったのではないかと感じます。
この事業が動いていた時代背景的を考えると、1993年に箱モノ建設に着工ということなので、計画が動き始めたのはもう少し前、2~3年前と考えると、バブル期の終わりではあるが、まだはじけていない、そんな時代です。
さらに、尾道市といえば坂の町として映画等の舞台にもなっていたので、そうした明るい材料が、目をくらませたのかもしれないですね。
少し前に読んでいた『タウンマネージャー』という本がありますが、そこにあがってくるようなマネージャー的な人がいたのかどうか。
ついつい、今の状況が良くも悪くも「続く」ものと考えがちですが、実際には大きな変動を繰り返しています。
その波を見越した、あるいは見通せなくてもバッファを持った計画が大事だなと感じます。
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