中国地方の中山間地域にフォーカスした「地域再生」に関する本です。
帯の推薦文を書きだすと
今までの条件不利性を、これからの条件優位性へと変えていく。
過疎の「先進地」が、地域再生と日本社会転換の進路を指し示す先進地になる!
逆転の可能性への果敢な挑戦、ここに集大成!
という感じです。
減反政策の大転換、その発端となったTPP参入など、農業とくに中山間地域における農林業のあり方は揺れに揺れることでしょう。
中山間地域に不足しているのは、人材、情報、誇りなどです。
人材がいない、というのも実は各専門家はしっかりと存在しています。不足している人材は、それら専門家をつないだり、行政や関係機関と調整・連携を取ることができるマネージメント人材。
現状で厳しい状況であるからこそ、あの手この手で対策を検討し、実践しているのが中国地方だと言えます。
もちろん、際立つ成果というものはなかなか出てきませんが、本書で示されているのはある程度方向性として合意できる事例です。
全体で350ページある分厚い本ですが、時間のあるときに少しずつでも読むと面白いかもしれません。
小田切徳美、藤山浩他
農山漁村文化協会
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